
楽天市場の新規出店で最初にやるべき10のこと|初期設定チェックリスト
楽天市場への出店審査が通り、いよいよショップ運営が始まる――しかし、RMS(楽天の店舗管理システム)にログインした途端、設定項目の多さに圧倒されてしまう出店者は少なくありません。
本記事では、楽天市場に新規出店した直後にやるべき10のことをチェックリスト形式で解説します。優先度順に並べていますので、上から順番に進めていけば最短で販売開始できる構成になっています。

新規出店直後にやるべき10のチェックリスト【一覧】
まずは全体像を把握しましょう。以下が出店直後にやるべき10項目です。
No. | 項目 | 優先度 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
1 | 店舗基本情報の設定 | ★★★ | 30分 |
2 | 決済方法の設定 | ★★★ | 1時間 |
3 | 配送方法・送料の設定 | ★★★ | 1時間 |
4 | 商品登録(まず5〜10品) | ★★★ | 2〜3時間 |
5 | 店舗トップページのデザイン | ★★☆ | 2〜3時間 |
6 | 会社概要・プライバシーポリシーの設定 | ★★☆ | 30分 |
7 | メルマガ配信設定 | ★★☆ | 30分 |
8 | Googleアナリティクス連携 | ★★☆ | 30分 |
9 | RPP広告の初期設定 | ★☆☆ | 1時間 |
10 | サムネイル画像の最適化とテスト体制の構築 | ★☆☆ | 1〜2時間 |
1. 店舗基本情報の設定
なぜ最初にやるべきか
店舗基本情報は、お客様からの信頼に直結する最も重要な設定です。ここが不完全なままだと、購入をためらうユーザーが増えます。
設定手順
- RMSにログインし、「店舗設定」→「基本情報設定」に進む
- 以下の項目を入力する
- 店舗名:検索結果にも表示されるため、ブランド名+取扱ジャンルを含めると効果的
- 店舗ロゴ:推奨サイズ 200×200px以上、背景透過PNG推奨
- 店舗紹介文:店舗の強み、取扱商品のジャンル、ターゲット顧客を明記
- 営業時間・休業日:対応可能な時間帯を正確に記載
- 問い合わせ先:電話番号、メールアドレス
チェックポイント
- 店舗名にメインキーワードが含まれているか
- ロゴ画像が鮮明に表示されているか
- 問い合わせ先が正しく設定されているか
2. 決済方法の設定
なぜ重要か
決済方法の選択肢が少ないと、それだけで離脱の原因になります。楽天市場のユーザーが利用する主要な決済手段はすべて有効化しましょう。
設定手順
- RMS「店舗設定」→「決済方法設定」に進む
- 以下の決済方法を有効化する
- クレジットカード(必須):VISA、Mastercard、JCB、AMEX、Diners
- 楽天ポイント払い(必須):ポイント消化ユーザーの購入機会を逃さない
- コンビニ決済:若年層に需要あり
- 代金引換:高齢層の需要あり(ただし手数料負担の検討が必要)
- 銀行振込:法人購入に対応
チェックポイント
- クレジットカード決済が有効になっているか
- 楽天ポイント払いが有効になっているか
- 各決済方法の手数料を把握しているか
3. 配送方法・送料の設定
なぜ重要か
送料設定は購入判断に大きく影響します。「送料無料」は楽天市場内での検索表示にも有利に働くため、戦略的に設計する必要があります。
設定手順
- RMS「店舗設定」→「配送方法・送料設定」に進む
- 配送会社を登録する(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など)
- 送料テーブルを設定する
- 全国一律送料か、地域別送料か
- 送料無料ラインの設定(例:3,980円以上で送料無料)
- お届け日数の設定
- あす楽対応の検討
送料設定の戦略
パターン | メリット | デメリット |
|---|---|---|
全品送料無料 | CVR向上、検索優位 | 利益圧迫 |
○○円以上送料無料 | 客単価UP | 低単価商品が売れにくい |
送料別 | 利益確保しやすい | CVRが下がりやすい |

チェックポイント
- 配送会社との契約が完了しているか
- 送料テーブルが正しく設定されているか
- お届け日数が現実的か
4. 商品登録(まず5〜10品)
なぜ5〜10品から始めるのか
いきなり大量の商品を登録するよりも、少数の商品を丁寧に作り込む方が効果的です。特に最初の商品登録は、フォーマットのテンプレートを作る意味合いもあります。
設定手順
- RMS「商品管理」→「商品登録」に進む
- 以下の要素を設定する
- 商品名:検索キーワードを含めて全角128文字以内で構成
- キャッチコピー:全角87文字以内、セール情報やサブキーワード
- 販売価格:競合調査を踏まえた価格設定
- 商品画像:メイン画像1枚+サブ画像6枚以上
- 商品説明文(PC・SP):特徴、スペック、使用シーンを詳述
- JANコード:設定推奨(検索精度向上)
商品名の構成テンプレート
[ブランド名] [商品名] [主要キーワード] [仕様/サイズ] [特徴/訴求]
例:【公式】ABCブランド ワイヤレスイヤホン Bluetooth5.3 ノイズキャンセリング 防水IPX5 最大30時間再生
チェックポイント
- 商品名に主要検索キーワードが含まれているか
- メイン画像は白背景で商品が明確に見えるか
- PC版・スマホ版の両方で商品ページを確認したか
5. 店舗トップページのデザイン
なぜ重要か
店舗トップページは、ブランドの信頼感を伝える「顔」です。デザインが雑だと「この店で買って大丈夫か?」という不安を与えてしまいます。
設定手順
- RMS「店舗設定」→「デザイン設定」→「トップページ編集」に進む
- 以下の要素を配置する
- ヘッダーバナー:店舗のコンセプトやキャンペーン情報
- カテゴリナビゲーション:商品ジャンル別のリンク
- おすすめ商品:入口商品や売れ筋商品を目立つ位置に
- 新着情報:新商品やセール情報
- 店舗の強み:送料無料、即日発送などのアピールポイント
デザインのポイント
- GOLDページ(R-Cabinet)を活用すると自由度の高いデザインが可能
- スマホユーザーが7割以上を占めるため、スマホファーストでデザインする
- 楽天市場のテンプレートを活用すれば、デザインスキルがなくても整った見た目になる
チェックポイント
- スマホで表示確認を行ったか
- ヘッダーバナーが設定されているか
- カテゴリナビゲーションが機能しているか
6. 会社概要・プライバシーポリシーの設定
なぜ重要か
特定商取引法に基づく表示は法的義務です。また、会社概要ページの充実度はユーザーの信頼感に直結します。
設定手順
- RMS「店舗設定」→「会社概要ページ設定」に進む
- 以下の項目を正確に入力する
- 販売事業者名
- 代表者名
- 所在地
- 電話番号
- メールアドレス
- 返品・交換ポリシー
- プライバシーポリシー
チェックポイント
- 特定商取引法に基づく表示がすべて記載されているか
- 返品ポリシーが明確に記載されているか
- 連絡先情報が正しいか
7. メルマガ配信設定
なぜ重要か
楽天市場のメルマガ(R-Mail)は、リピーター獲得に欠かせないツールです。出店初期から設定しておくことで、購入者リストを蓄積できます。
設定手順
- RMS「メール配信」→「R-Mail設定」に進む
- メルマガの配信設定を行う
- 配信元名(店舗名)
- 配信元メールアドレス
- メルマガ登録の導線(商品ページ・購入完了ページに設置)
- 最初のメルマガテンプレートを作成する
チェックポイント
- メルマガ登録の導線が設置されているか
- テスト配信で表示崩れがないか確認したか
8. Googleアナリティクス連携
なぜ重要か
楽天RMSのアクセス解析だけでは把握できないユーザー行動を、Googleアナリティクスで補完できます。特に外部流入の分析に役立ちます。
設定手順
- Googleアナリティクスでプロパティを作成する
- 計測IDを取得する
- RMS「店舗設定」→「外部サービス連携」でIDを入力する

チェックポイント
- リアルタイムレポートでデータが取得できているか確認したか
- 楽天RMSのアクセス解析と併用する体制ができているか
9. RPP広告の初期設定
なぜ重要か
RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム)は、楽天市場内の検索結果に商品を上位表示させる広告です。新規出店直後は自然検索での露出が少ないため、RPP広告で初期の集客を確保します。
設定手順
- RMS「広告・アフィリエイト」→「RPP」に進む
- 月予算を設定する(最初は月1〜3万円推奨)
- 広告対象商品を選択する(入口商品を優先)
- CPC(クリック単価)を設定する
- 最初はカテゴリ平均CPCを参考に設定
- 1〜2週間のデータを見て調整
RPP広告の初期運用ポイント
- 全商品一括ではなく、売りたい商品を絞って出稿する
- ROASが低い商品は早めに停止する
- キーワード別のパフォーマンスを確認し、入札額を調整する
チェックポイント
- 月予算の上限を設定したか
- 広告対象商品を絞り込んだか
- 1週間後にパフォーマンスを確認する予定を入れたか
10. サムネイル画像の最適化とテスト体制の構築
なぜ重要か
楽天市場における検索結果画面では、サムネイル画像がクリック率を最も大きく左右する要素です。どれだけ商品名やSEOを最適化しても、サムネイルが魅力的でなければクリックされません。
やるべきこと
- 競合分析:同ジャンルの上位店舗のサムネイルを調査する
- 画像ガイドライン確認:楽天市場の画像ルール(白背景推奨、テキスト占有率20%以下など)を把握する
- 複数パターンの作成:1商品につき2〜3パターンのサムネイルを用意する
- A/Bテスト体制の構築:どのサムネイルが最もクリック率が高いかをデータで検証する
サムネイル画像のベストプラクティス
要素 | ポイント |
|---|---|
背景 | 白背景が基本。カテゴリによってはモデル着用やシーン写真も有効 |
テキスト | 商品の最大の訴求ポイントを端的に |
構図 | 商品が画面の60%以上を占める |
画質 | 最低700×700px、推奨1200×1200px |
チェックポイント
- 楽天の画像ガイドラインを確認したか
- サムネイル画像を複数パターン用意したか
- A/Bテストの仕組みを検討したか

まとめ|チェックリストを活用して漏れなくスタートダッシュを切ろう
楽天市場の新規出店で最初にやるべき10項目を改めて確認しましょう。
- 1. 店舗基本情報の設定
- 2. 決済方法の設定
- 3. 配送方法・送料の設定
- 4. 商品登録(まず5〜10品)
- 5. 店舗トップページのデザイン
- 6. 会社概要・プライバシーポリシーの設定
- 7. メルマガ配信設定
- 8. Googleアナリティクス連携
- 9. RPP広告の初期設定
- 10. サムネイル画像の最適化とテスト体制の構築
これらを上から順番に実行していけば、出店から2週間以内に販売開始できる状態が整います。特に10番目のサムネイル画像の最適化は、出店初期から取り組むことで後の売上成長に大きな差が生まれます。
サムネイル画像のA/Bテストなら「イージークリエイティブ」
新規出店の段階から、サムネイル画像をデータに基づいて最適化できれば、他の新規出店者に大きな差をつけられます。
イージークリエイティブは、楽天市場専用のサムネイルA/Bテストツールです。
- 画像を登録するだけで自動的にA/Bテストを実施
- クリック率・転換率の変化をリアルタイムで可視化
- 楽天RMSと連携し、商品画像の切り替えも自動化
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