
楽天メルマガ(R-Mail)配信のコツ|開封率・クリック率を上げる方法
楽天市場の出店者が活用できる販促ツールのなかでも、R-Mail(楽天メルマガ)は顧客との直接的な接点を持てる貴重なチャネルです。しかし、「メルマガを配信しているけれど開封率が低い」「クリックされない」「売上につながらない」という悩みを抱えている店舗も多いのではないでしょうか。
本記事では、R-Mailの基本から、開封率・クリック率を向上させる具体的なコツ、最適な配信頻度、効果測定の方法まで、実践的なノウハウを徹底解説します。

R-Mail(楽天メルマガ)とは?
R-Mailの概要
R-Mailとは、楽天市場が出店者向けに提供するメルマガ(メールマガジン)配信サービスです。楽天市場で商品を購入した顧客や、メルマガ購読を許可した顧客に対して、販促メールを配信できます。
R-Mailの主な特徴は以下の通りです。
- RMS(店舗管理画面)から直接配信可能
- 購入履歴や会員属性でセグメント配信が可能
- HTMLメールに対応しており、画像やリンクを含む訴求力の高いメールが作成可能
- 配信は1通あたり課金制(配信先1アドレスあたり約1円)
R-Mailで配信できるメールの種類
種類 | 内容 | 活用シーン |
|---|---|---|
通常配信 | 全購読者への一斉配信 | セール告知、新商品案内 |
セグメント配信 | 条件を絞った配信 | 購入回数別、購入金額別のアプローチ |
テンプレート配信 | 事前に作成したテンプレを使った配信 | 定期的なニュースレター |
R-Mailの現状と課題
楽天市場のR-Mailの平均的な開封率は10〜20%、クリック率は1〜5%と言われています。つまり、10通送っても8〜9通は開封すらされていません。
しかし、適切なテクニックを実践することで、開封率30%以上、クリック率10%以上を達成している店舗も存在します。以下で具体的なコツを解説していきます。
R-Mailの配信手順
R-Mailを初めて使う方のために、基本的な配信手順を確認しておきましょう。
ステップ1:RMSからR-Mailを開く
- RMS(楽天市場の店舗管理画面)にログイン
- 左メニューの「メール配信」→「R-Mail」を選択
- 「新規メール作成」をクリック
ステップ2:配信先を設定する
配信先の設定では、以下のセグメントを活用できます。
- 購入回数(初回購入者、2回以上リピーターなど)
- 最終購入日(○日以内に購入した顧客など)
- 購入金額(累計○円以上の優良顧客など)
- メルマガ購読の同意状態
ステップ3:メールの作成
件名、本文、画像、リンクなどを設定します。HTMLメールの場合は、テンプレートを活用するか、HTMLコードを直接入力します。
ステップ4:テスト配信と本配信
本配信の前に、必ずテスト配信を行いましょう。自分のメールアドレスに送信し、以下を確認します。
- 件名の表示(特にスマートフォンでの見え方)
- 画像の表示
- リンク先の正確さ
- 全体のレイアウト
問題がなければ本配信を実行します。
開封率を上げるコツ
メルマガの効果を高めるには、まず開封してもらうことが第一歩です。
件名(タイトル)が最重要
開封率の80%は件名で決まると言っても過言ではありません。以下のテクニックを活用しましょう。
数字を入れる
具体的な数字は目を引きます。
- 悪い例:「お得なセール開催中!」
- 良い例:「【最大50%OFF】本日20時〜72時間限定セール開催」
緊急性を演出する
- 「【本日23:59まで】」
- 「【残り100個】」
- 「【先着50名様限定】」
パーソナライズする
楽天のR-Mailでは、メール件名に顧客の名前を差し込む機能があります。「○○様」と名前が入っている件名は、開封率が10〜20%向上するというデータがあります。
絵文字を適度に使う
件名に絵文字を1〜2個入れることで、受信箱の中で視覚的に目立ちやすくなります。ただし、使いすぎは逆効果です。
配信タイミングを最適化する
開封率はメールを送る曜日・時間帯によっても大きく変わります。
時間帯 | 開封率の傾向 | 理由 |
|---|---|---|
7:00〜9:00 | 高い | 通勤中にスマホをチェック |
12:00〜13:00 | 高い | 昼休みにメールチェック |
20:00〜22:00 | 最も高い | 自宅でリラックスして閲覧 |
深夜〜早朝 | 低い | メールが埋もれる |
楽天市場のユーザーは夜間(20時〜22時)のアクティブ率が高いため、この時間帯に配信するのがおすすめです。特にセール開始時間が20時の場合は、19:50〜20:00に配信すると効果的です。
差出人名を工夫する
差出人名が「楽天市場 ○○ショップ」のように長すぎると、スマートフォンでは途中で切れてしまいます。店舗名を短縮して分かりやすく設定しましょう。

クリック率を上げるコツ
開封されても、メール内のリンクがクリックされなければ売上にはつながりません。
ファーストビューにCTAを配置する
メールを開いた瞬間に表示される領域(ファーストビュー)に、最も重要なリンク(CTA:Call To Action)を配置しましょう。
- 「今すぐチェック」ボタン
- 目玉商品の画像リンク
- セール会場へのリンク
画像リンクを活用する
テキストリンクよりも画像リンクの方がクリック率が高い傾向にあります。商品画像やバナー画像にリンクを設定し、視覚的にクリックを誘導しましょう。
商品数を絞る
1通のメールに掲載する商品数は3〜5個が最適です。商品が多すぎると、どれをクリックすべきか迷い、結局どれもクリックされないという状況に陥ります。
リンクの表現を工夫する
- 悪い例:「詳しくはこちら」
- 良い例:「この商品を【半額で】手に入れる →」
具体的なメリットを含むリンクテキストは、クリック率を大幅に向上させます。
スマートフォン対応を徹底する
楽天市場のユーザーの約70%以上がスマートフォンからアクセスしています。メールのレイアウトは必ずスマートフォンでの表示を最優先で設計しましょう。
- ボタンは指でタップしやすい大きさ(横幅300px以上推奨)
- 1カラムレイアウトで読みやすく
- 画像サイズを最適化して読み込みを高速化

最適な配信頻度
配信頻度の目安
配信頻度が多すぎると購読解除(配信停止)が増え、少なすぎると存在を忘れられます。
一般的な目安は以下の通りです。
店舗の状況 | 推奨頻度 |
|---|---|
通常時 | 週1〜2回 |
楽天イベント期間中 | 毎日〜1日2回 |
新商品の発売時 | イベント+1〜2通追加 |
配信頻度を上げてよいタイミング
以下のタイミングでは、通常より配信頻度を上げても購読解除率は上がりにくいです。
- 楽天スーパーSALE(年4回)
- お買い物マラソン(月1回程度)
- 5と0のつく日
- ブラックフライデー・年末年始セール
これらのイベント時は、ユーザー自身も「お得な情報が欲しい」というマインドになっているため、積極的に配信して問題ありません。
配信停止率を抑えるコツ
- 毎回のメールに価値を提供する(割引・クーポン・お役立ち情報)
- 件名でメール内容を正確に伝える(期待を裏切らない)
- 配信頻度を事前に告知する(「週1回お届けします」)
効果測定と改善
確認すべき指標
R-Mailの効果を測定するために、以下の指標を定期的に確認しましょう。
指標 | 計算方法 | 目標値 |
|---|---|---|
開封率 | 開封数 ÷ 配信数 × 100 | 20%以上 |
クリック率(CTR) | クリック数 ÷ 配信数 × 100 | 5%以上 |
クリック開封率(CTOR) | クリック数 ÷ 開封数 × 100 | 20%以上 |
配信停止率 | 配信停止数 ÷ 配信数 × 100 | 0.5%以下 |
売上貢献 | メール配信後の売上増加額 | — |
A/Bテストを実施する
メルマガの改善には、A/Bテストが非常に効果的です。以下の要素をテストしましょう。
- 件名のA/Bテスト:2種類の件名を用意し、開封率を比較
- 配信時間のA/Bテスト:異なる時間帯に配信し、開封率を比較
- CTAの位置やデザインのA/Bテスト:クリック率を比較
配信結果をスプレッドシートで管理する
毎回の配信結果を記録し、トレンドの把握と改善ポイントの特定に活用しましょう。記録すべき項目は、配信日時、件名、配信数、開封数、開封率、クリック数、クリック率、売上貢献額などです。

まとめ
R-Mail(楽天メルマガ)は、正しいテクニックを実践すれば、楽天市場の売上向上に大きく貢献する販促ツールです。
- 件名が開封率の80%を決める。数字・緊急性・パーソナライズを活用する
- 配信時間は20〜22時がゴールデンタイム。楽天イベントの開始時間に合わせる
- ファーストビューにCTAを配置し、画像リンクでクリック率を向上させる
- 配信頻度は週1〜2回が基本。楽天イベント時は頻度を上げてOK
- 開封率・CTR・売上貢献を定期的に分析し、PDCAを回す
メルマガは「送って終わり」ではなく、データに基づいた改善を継続することで、着実に効果が上がっていきます。
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