
楽天市場のあす楽を活用して売上アップ!設定方法と運用のコツ
楽天市場で商品を購入するユーザーの多くが、配送スピードを重視しています。「明日届くなら買おう」という購買心理は非常に強く、あす楽 に対応しているかどうかが売上を左右する大きな要因になっています。
本記事では、あす楽の基本的な仕組みからメリット、具体的な設定手順、運用のコツ、そして注意点まで、出店者が押さえるべきポイントを詳しく解説します。

あす楽とは
あす楽の概要
あす楽は、楽天市場が提供する 翌日配送サービス です。対応商品を正午(12:00)までに注文すると、翌日に届けてもらえるという仕組みです。
ユーザーにとって「明日届く」という安心感は大きく、あす楽対応商品には検索結果で 「あす楽」マーク が表示されるため、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。
あす楽の対応条件
あす楽を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 楽天市場に出店していること
- 対象商品の在庫を確保していること
- 指定の締め切り時間までに出荷できる体制があること
- 配送先エリアに翌日届けられる配送業者と契約していること
全国一律で翌日配送を保証する必要はなく、配送可能なエリアごと にあす楽を設定できます。
あす楽と最強配送ラベルの関係
楽天市場では「最強配送ラベル」という配送品質の認証制度が導入されています。あす楽への対応は、最強配送ラベル取得の要件の一つとなっているため、検索順位の優遇を狙ううえでもあす楽対応は重要です。

あす楽のメリット
メリット1: コンバージョン率の向上
「明日届く」という表示は、ユーザーの購買意欲を大きく後押しします。特にギフト需要や急ぎの買い物では、あす楽対応が購入の決め手になるケースが少なくありません。
楽天の公式データによると、あす楽対応商品は非対応商品と比較して コンバージョン率が高い傾向 にあるとされています。
メリット2: 検索結果での差別化
楽天市場の検索結果には「あす楽」マークが表示されます。多数の商品が並ぶ中で、このマークは視覚的な差別化要素になり、クリック率の向上に寄与します。
また、ユーザーは検索時に「あす楽対応」のフィルターで絞り込むことができるため、あす楽非対応だとそもそも表示されない可能性があります。
メリット3: リピーター獲得
配送が速いショップは顧客満足度が高く、リピート購入につながりやすくなります。「前回すぐ届いたからまたここで買おう」というポジティブな記憶は、長期的な売上安定に貢献します。
メリット4: レビュー評価の向上
配送スピードは購入者のレビュー評価に直結しやすいポイントです。「注文した翌日に届いた」というポジティブなレビューは、他のユーザーの購買判断にも好影響を与えます。
メリット5: 最強配送ラベル取得への貢献
前述の通り、あす楽対応は最強配送ラベルの取得要件に関わります。最強配送ラベルを取得できれば、検索順位の優遇やコンバージョン率のさらなる向上が見込めます。
あす楽の設定手順
ステップ1: 配送体制の整備
あす楽を設定する前に、以下の配送体制を整えましょう。
- 出荷作業の締め切り時間を決める: あす楽の場合、正午までの注文を当日出荷する必要があります。出荷作業のフローを見直し、締め切り時間内に確実に出荷できる体制を構築しましょう。
- 配送業者との契約確認: 翌日配送が可能なエリアを配送業者に確認し、対応エリアを把握しておきます。
ステップ2: RMSであす楽の基本設定
RMS(楽天店舗管理システム)にログインし、あす楽の設定を行います。
- RMSの 「店舗設定」 メニューを開く
- 「配送設定」 から 「あす楽設定」 に進む
- あす楽の 利用ステータスを「有効」 に変更する
- 出荷元の住所 を正しく設定する
- 対応エリア を選択する(翌日配送が可能な地域を選択)
- 締め切り時間 を設定する
ステップ3: 商品ごとのあす楽設定
あす楽はショップ全体だけでなく、商品単位 でも設定できます。
- RMSの 「商品管理」 から対象商品を選択
- 「配送方法」 の設定欄であす楽を 「対応」 に変更
- 在庫数が十分であることを確認
- 設定を保存
在庫切れリスクが高い商品は、あす楽対応を外しておくことで、発送遅延を防げます。
ステップ4: 動作確認
設定後は、以下の点を確認しましょう。
- 商品ページに「あす楽」マークが正しく表示されているか
- 検索結果で「あす楽」フィルターに引っかかるか
- 締め切り時間の表示が正しいか
あす楽の運用のコツ
コツ1: 在庫管理を徹底する
あす楽の最大のリスクは 在庫切れによる発送遅延 です。在庫が切れたまま「あす楽」表示が残っていると、ユーザーの期待を裏切ることになり、レビュー評価の低下やペナルティにつながる可能性があります。
- 在庫数のアラート設定を活用し、一定数を下回ったら自動的にあす楽を解除する運用を検討しましょう
- 定期的に在庫数を確認し、補充のタイミングを逃さないようにしましょう
コツ2: 出荷作業を効率化する
毎日の出荷作業を効率化するために、以下のような工夫が有効です。
- 事前梱包: 売れ筋商品はあらかじめ梱包しておく
- 出荷順序の最適化: あす楽注文を優先的に処理するフローを作る
- テンプレートの活用: 納品書やメッセージカードをテンプレート化しておく
コツ3: 繁忙期に備えた体制づくり
楽天スーパーセールやお買い物マラソンの期間中は注文が急増します。事前に以下の準備を行いましょう。
- スタッフのシフト調整
- 梱包資材の在庫確保
- 配送業者への事前連絡(集荷時間の調整など)
繁忙期にあす楽の品質を維持できるかどうかが、店舗の信頼を左右します。
コツ4: 対応エリアを定期的に見直す
配送業者のサービス変更や、倉庫拠点の変更などにより、翌日配送が可能なエリアが変わることがあります。定期的に配送業者に確認し、対応エリアを最新の状態に保ちましょう。
コツ5: RSLとの併用を検討する
自社発送であす楽を維持するのが難しい場合は、楽天RSL(スーパーロジスティクス)の活用を検討しましょう。RSLを利用すれば、楽天の物流センターから出荷されるため、あす楽対応が格段に楽になります。

あす楽の注意点
注意点1: 発送遅延はペナルティの対象
あす楽を設定した商品で発送遅延が発生すると、楽天からペナルティを受ける可能性があります。あす楽対応を約束している以上、確実に翌日届けられる体制が整っていない商品には設定しないようにしましょう。
注意点2: 休業日の扱い
店舗の休業日(日曜・祝日など)にはあす楽の受付ができません。RMSの営業日カレンダーを正しく設定し、休業日に「あす楽」が表示されないようにしておく必要があります。
注意点3: 天候・災害時の対応
台風や大雪などの自然災害時には、配送業者の遅延が発生する可能性があります。このような場合はユーザーへの事前告知が重要です。RMSの店舗ページやメールで状況をアナウンスしましょう。
注意点4: コスト増加の可能性
あす楽対応のために、配送業者の速達オプションを使う場合や、出荷作業のためにスタッフを増員する場合は、コストが増加します。売上増加分で十分にペイできるかを試算しておきましょう。
注意点5: 全商品への一括適用は避ける
在庫状況や商品特性を考慮せずに全商品にあす楽を設定すると、発送遅延のリスクが高まります。まずは 売れ筋商品 や 在庫が安定している商品 から段階的に対応していくのがおすすめです。
まとめ
あす楽は、楽天市場で売上を伸ばすための有力な施策の一つです。翌日配送という安心感はユーザーの購買意欲を高め、検索結果での差別化、コンバージョン率の向上、リピーター獲得など、多くのメリットをもたらします。
あす楽を成功させるポイント:
- 在庫管理を徹底し、在庫切れによる発送遅延を防ぐ
- 出荷作業を効率化し、締め切り時間内に確実に出荷する
- 繁忙期に備えた体制を事前に整える
- 対応エリアを定期的に見直す
- 必要に応じてRSLの活用も検討する
配送品質の向上と同時に、売上を最大化するにはもう一つ重要な要素があります。それは 商品サムネイルの最適化 です。
あす楽で配送品質を高めても、そもそも商品がクリックされなければ売上にはつながりません。イージークリエイティブ を使えば、楽天市場のサムネイル画像をA/Bテストで科学的に最適化できます。配送改善 × クリエイティブ改善の組み合わせで、売上アップを加速させましょう。