
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの出店費用比較|どこが一番安い?
ECモールへの出店を検討するとき、多くの事業者が気になるのが「結局どこが一番安く出店できるのか?」という点です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大モールは、それぞれ費用体系が大きく異なります。本記事では、初期費用・月額費用・手数料を詳細に比較し、ビジネスモデルに合った最適なモール選択をサポートします。

3大モール費用比較表【2026年最新】
まずは3モールの主要な費用を一覧で比較します。
費用項目 | Amazon(大口出品) | 楽天市場(スタンダード) | Yahoo!ショッピング |
|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 60,000円 | 無料 |
月額費用 | 4,900円 | 65,000円 | 無料 |
販売手数料 | 8〜15% | 2.0〜4.5% | 無料 |
決済手数料 | 販売手数料に含む | 2.5〜3.5% | 3.0〜3.5% |
ポイント原資 | ― | 1.0%〜 | 1.0%〜(任意設定可) |
アフィリエイト手数料 | ― | 1.3%〜 | 1.0%〜(任意設定可) |
ストアポイント原資 | ― | ― | 1.0%〜(条件あり) |
PRオプション | ― | ― | 0〜30%(任意) |
Amazonの出店費用を詳しく解説
料金プラン
Amazonには「大口出品」と「小口出品」の2つのプランがあります。
項目 | 大口出品 | 小口出品 |
|---|---|---|
月額費用 | 4,900円 | 無料 |
基本成約料 | 無料 | 100円/件 |
販売手数料 | 8〜15% | 8〜15% |
月間50件以上の販売が見込める場合は、大口出品プランが有利です。
カテゴリ別の販売手数料
カテゴリ | 手数料率 |
|---|---|
本・CD・DVD | 15% |
家電・カメラ | 8% |
パソコン・周辺機器 | 8% |
服&ファッション小物 | 12% |
食品・飲料 | 10% |
ホーム&キッチン | 15% |
ビューティー | 10% |
おもちゃ | 10% |
FBA(フルフィルメント by Amazon)利用時の追加費用
FBAを利用する場合、以下の追加コストが発生します。
- 配送代行手数料:小型で318円〜、標準サイズで434円〜
- 在庫保管手数料:月額5,676円/m³〜(通常期)、繁忙期は割増
- 長期保管手数料:365日以上在庫で追加課金
Amazonの費用の特徴
- 初期費用ゼロ、月額固定費が低い
- 販売手数料が高め(特にカテゴリによっては15%)
- FBAを利用すると物流コストが別途発生
- 広告費(スポンサープロダクト)は別途必要

楽天市場の出店費用を詳しく解説
3つの出店プラン
項目 | がんばれ!プラン | スタンダードプラン | メガショッププラン |
|---|---|---|---|
月額出店料 | 25,000円 | 65,000円 | 130,000円 |
システム利用料 | 3.5〜7.0% | 2.0〜4.5% | 2.0〜4.5% |
登録可能商品数 | 5,000 | 20,000 | 無制限 |
画像容量 | 500MB | 5GB | 無制限 |
メルマガ配信数 | 5,000通/週 | 50,000通/週 | 無制限 |
システム利用料の仕組み
楽天市場のシステム利用料は、月間売上に応じて段階的に料率が変わる仕組みです(スタンダードプランの場合)。
月間売上 | システム利用料率 |
|---|---|
〜100万円 | 4.5% |
100〜200万円 | 3.5% |
200〜500万円 | 3.0% |
500万円〜 | 2.0% |
その他の費用
- 楽天ポイント原資:通常ポイント1.0%(必須)
- モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上の0.1%
- 楽天ペイ利用料(決済手数料):2.5〜3.5%
- アフィリエイト手数料:成果報酬型、通常2.6〜5.2%
- R-Messe利用料:月額3,000〜5,000円
楽天市場の費用の特徴
- 初期費用・月額固定費が高い
- 販売手数料(システム利用料)は比較的低い
- 売上が伸びるほどシステム利用料率が下がる
- ポイント原資、決済手数料、アフィリエイトなど「見えにくいコスト」が多い
Yahoo!ショッピングの出店費用を詳しく解説
基本費用
Yahoo!ショッピングの最大の特徴は、初期費用・月額費用・販売手数料がすべて無料という点です。
項目 | 費用 |
|---|---|
初期費用 | 無料 |
月額固定費 | 無料 |
販売手数料 | 無料 |
決済手数料 | 3.0〜3.5% |
実質的に発生するコスト
「無料」とはいえ、実際には以下のコストが発生します。
- ストアポイント原資:1.0%〜(PayPayポイント)
- キャンペーン原資:1.5%(5のつく日などのキャンペーン時)
- アフィリエイト手数料:1.0〜50%(任意設定)
- PRオプション:0〜30%(検索順位を上げるための追加手数料、任意)
PRオプションの仕組み
Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすためには、PRオプション(検索順位に影響する追加手数料)の利用がほぼ必須です。
PRオプションの料率を高く設定するほど、Yahoo!ショッピング内の検索結果で上位に表示されやすくなります。競合状況にもよりますが、一般的にはPRオプション3〜10%に設定している店舗が多いです。
Yahoo!ショッピングの費用の特徴
- 初期費用・固定費ゼロで最もリスクが低い
- 決済手数料とポイント原資は最低限発生する
- PRオプションを加味すると「実質無料」とは言えない
- 売上が小さいうちは最もコストパフォーマンスが高い
月商別の費用シミュレーション
月商30万円の場合
コスト項目 | Amazon | 楽天市場 | Yahoo! |
|---|---|---|---|
月額固定費 | 4,900円 | 65,000円 | 0円 |
販売手数料/システム利用料 | 30,000円(10%) | 13,500円(4.5%) | 0円 |
決済手数料 | 含む | 9,000円(3%) | 9,000円(3%) |
ポイント原資 | ― | 3,000円(1%) | 3,000円(1%) |
PRオプション | ― | ― | 15,000円(5%) |
合計 | 約34,900円 | 約90,500円 | 約27,000円 |
売上比率 | 11.6% | 30.2% | 9.0% |
月商100万円の場合
コスト項目 | Amazon | 楽天市場 | Yahoo! |
|---|---|---|---|
月額固定費 | 4,900円 | 65,000円 | 0円 |
販売手数料/システム利用料 | 100,000円(10%) | 45,000円(4.5%) | 0円 |
決済手数料 | 含む | 30,000円(3%) | 30,000円(3%) |
ポイント原資 | ― | 10,000円(1%) | 10,000円(1%) |
PRオプション | ― | ― | 50,000円(5%) |
合計 | 約104,900円 | 約150,000円 | 約90,000円 |
売上比率 | 10.5% | 15.0% | 9.0% |
月商500万円の場合
コスト項目 | Amazon | 楽天市場 | Yahoo! |
|---|---|---|---|
月額固定費 | 4,900円 | 65,000円 | 0円 |
販売手数料/システム利用料 | 500,000円(10%) | 150,000円(3%) | 0円 |
決済手数料 | 含む | 150,000円(3%) | 150,000円(3%) |
ポイント原資 | ― | 50,000円(1%) | 50,000円(1%) |
PRオプション | ― | ― | 250,000円(5%) |
合計 | 約504,900円 | 約415,000円 | 約450,000円 |
売上比率 | 10.1% | 8.3% | 9.0% |

ポイント: 月商が上がるほど楽天市場のコスト効率が改善されることがわかります。月商500万円以上では、3モール中最もコストパフォーマンスが高くなります。
各モールの特徴と向いている事業者
Amazonが向いている事業者
- 型番商品を扱う事業者:JANコードがある商品はカタログ出品で手軽に開始
- 少人数で運営したい事業者:FBAで物流を完全委託可能
- すぐに売上を作りたい事業者:初期費用ゼロ、即日出品可能
- 海外展開を視野に入れている事業者
楽天市場が向いている事業者
- ブランドを構築したい事業者:店舗ページの自由度が高い
- リピーター重視のビジネス:メルマガ・顧客データを活用可能
- 月商500万円以上を目指す事業者:スケールするほどコスト効率が向上
- イベント施策が得意な事業者
Yahoo!ショッピングが向いている事業者
- 低リスクで始めたい事業者:初期費用・固定費ゼロ
- 副業・小規模で始める事業者:売れなくてもコストがかからない
- PayPayユーザーをターゲットにしたい事業者
- 他モールと併売する事業者:維持コストが低いため併売しやすい
モール別の画像戦略の違い
ECモール運営において、商品画像は売上を左右する最重要要素です。しかし、各モールで求められる画像戦略は異なります。
Amazonの画像戦略
項目 | 内容 |
|---|---|
メイン画像 | 白背景必須、商品のみを撮影 |
サブ画像 | 最大6枚、使用シーンやスペック比較が効果的 |
A+コンテンツ | ブランドレジストリ取得者のみ使用可能 |
差別化ポイント | サブ画像の情報量で勝負 |
Amazonではメイン画像のルールが厳格であり、デザインでの差別化は難しい構造です。
楽天市場の画像戦略
項目 | 内容 |
|---|---|
サムネイル画像 | テキスト占有率20%以下のルール内で訴求 |
商品ページ画像 | 枚数制限なし、情報を詰め込める |
バナー画像 | 店舗トップ・カテゴリページで活用 |
差別化ポイント | サムネイル画像のクリック率が売上に直結 |
楽天市場では、サムネイル画像の出来が検索結果でのクリック率を大きく左右します。同じ商品でもサムネイル画像を変えるだけで売上が2倍以上変わるケースも珍しくありません。
Yahoo!ショッピングの画像戦略
項目 | 内容 |
|---|---|
メイン画像 | ルールは比較的緩い |
商品ページ画像 | 最夤20枚まで登録可能 |
ストアページ | カスタマイズ可能だが利用率は低い |
差別化ポイント | 楽天向けの画像を流用しやすい |
画像戦略で売上を最大化するコツ
3モールに共通して言えることは、「どの画像が最も効果的か」をデータで検証することが重要だということです。
特に楽天市場では、サムネイル画像のA/Bテストが売上改善の最短ルートです。「感覚」ではなく「データ」で画像を選ぶことで、安定的な売上成長が実現できます。
まとめ|費用だけでなく「稼ぎやすさ」で選ぶ
3大モールの費用比較をまとめます。
費用が最も安いのは?
- 月商30万円以下:Yahoo!ショッピング
- 月商100万円前後:Yahoo!ショッピング ≒ Amazon
- 月商500万円以上:楽天市場
ただし、費用の安さだけで選ぶのは危険です。 各モールの集客力、顧客層、ブランディング力を総合的に判断して選択しましょう。
理想的には、まず1つのモールで成功体験を作り、その後に他モールへ展開するのが堅実なアプローチです。リソースに余裕がある場合は、3モール同時出店で売上の最大化を目指しましょう。

楽天市場の売上を最大化するなら「イージークリエイティブ」
楽天市場に出店するなら、サムネイル画像の最適化は避けて通れません。サムネイル画像のわずかな改善が、クリック率・転換率・売上に大きなインパクトを与えます。
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